生活習慣病は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行し、血管や心臓、脳などにダメージを与えていき、心筋梗塞や脳梗塞、突然死の原因ともなる怖い病気です。
予防のためには、健康診断を毎年欠かさず受け、血圧、血糖値、脂質、腹囲の数値を前年と比較してみましょう。血圧は高血圧、血糖値は糖尿病、脂質は脂質異常症から動脈硬化に直結しています。また、腹囲はメタボリックシンドロームの判断材料になります。数年単位で比較して悪化していないかどうかを把握しておくことが重要です。
また、生活習慣病は、かつて「成人病」と呼ばれていました。しかし、成人だから生活習慣病になるというわけではなく、長時間のゲームや不規則な食事時間などの生活習慣によって、小学生であっても将来の病気にかかるリスクが高くなってしまうのです。家族全体で生活習慣を改めることが、子どもにとっても、将来の生活習慣病になるリスクを減らします。
当クリニックでは、ご家族全体を対象に、生活習慣病を中心とした一般内科診療を重点的に行っています。
たとえ症状がなくても、食事や運動など生活習慣を見直すアドバイスや、必要に応じて治療管理を並行して進めることで、病状が深刻化することを予防し、生涯にわたる快適な生活のサポートをいたします。